2011年2月12日土曜日

トミーとボク

夢を見た。

夢に出てきたのは、小学校と中学校が一緒だった「トミー」だった。

トミーは、ボクに「僕たち友達だよね。」っと意識の中で伝えてきた。

「もちろん」

っと答えたとき、目が覚めた。


トミーは学校で独特な存在だった。

その独特な風貌、話し方や仕草で周りは、なかなか心を開かなかった。

ある日、クラスで席替えがありトミーはボクの隣の席になった。

当時、ボクは独特さなど気にしていなかった。

トミーに何一つ抵抗がなく、周りと同じように接し笑っていた気がする。


ある日、トミーとボクは喧嘩をした。

喧嘩の内容は覚えていないが、お互い席に座り言い争っていた。

授業が始まって、トミーは口を尖らせ下を向き真っ赤な顔をしていた。

それから、大きな涙をポロポロと落としだした。

それを見た瞬間ボクは、おもいっきりハグをして「ごめんね。ごめんね。」って何度も言った。


その光景を見て、当時仲が良かった人が、こういった。

「よくそんなこと出来るね。トミーだよ?」

当時のボクには意味がわからなかった。

今、思うとその日から彼と遊ぶことが減り、小学校を卒業する頃には話すことさえ無くなっていた。


中学生になって、トミーと一度も同じクラスにならなかった。

しかし、学校からの帰り道で、トミーは卑猥な言葉を並べボクらに絡んできた。

当時の友達グループは優しい人ばかりで、トミーの言葉に対して「やめろよー。トミー!」

っと笑いながら答えていた。

それが、楽しかったのか嬉しかったのかトミーは、同じ場所で同じ時間に卑猥な言葉を叫び続けた。


高校生になって、仲が良かった友達とは別の高校に行くことになった。

トミーとも違う学校に行くことになった。


ある日、トミーを見た。

高校生の制服を着て、リュックを背負い歩いていた。

「おーい!トミー!!」

っと、声をかけたが彼は反応をしなかった。

よく見ると彼は、鬼のような形相で前を見つめひたすら歩いていた。

その形相に驚き、ボクは立ち尽くしてしまった。


それから少し経ち、彼は学校でイジメにあっているということを聞いた。

彼から話を聞きたく、見かけた日と同じ場所、時間で待ったが彼は来なかった。

それから彼と会うことなくなってしまった。


そんな彼が、夢に出てきた。

しかも「僕たち友達だよね。」なんて声をかけてきた。

彼に何かあったのだろうか。それとも古いボクの記憶が蘇ったのか。

今度、彼と仲が良かった友達に会って聞いてみよう。

トミーは元気にしているのか。



古い記憶を辿ると、自分の理が見える。

何も抵抗がなく、マイペースで平和で愛に溢れた自分。

これは、今の自分が目指す理想の姿だった。


短い人生で学んだ言葉は2つ。


「理は己の中にあり。」

「真実は矛盾の中にあり。」


少しでも戻れるように、進んで生きます。

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